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殿と墓マイラー・高伝寺の梅

2013.02.26 15:16|をりふし・冬
殿と墓マイラー・高伝寺の梅 1

続きです。
 
 「♪千のかぜ~~に~~千のかぜにぃな~~~~って~~」
 「殿、歌ってもダメですよ。今日は梅を見に来たんです!お墓は以前きたときに写真に撮っていますから、今日は梅をメインに撮らせていただきます。」
 「え~~~、ケチ!」
 意外と駄々っ子な殿であった(爆)

 「でも、このお墓はこの墓地の中でひときわ大きいですね。」
 「さよう、このお墓は龍造寺隆信公の嫡男、政家公のものなのじゃ。正式には高房公でお家は断絶してしまうのだが、実質的にこのお方が龍造寺家の最期の殿ということになるんじゃろうのぅ…。我が子孫たちも、その辺を配慮して、世の墓よりも大きなものをこしらえたんじゃろ。」
 「立派な子孫をもって、殿もお幸せですね。」
 「まあな!」
さらっと自慢する殿であった。


殿と墓マイラー・高伝寺の梅 2

「紅梅はちょっと遅れていますけど、ここはまずまずじゃないですか~。」
 「墓地は広いからの~~日当たりの良いところ悪いところ、いろいろじゃ。」


殿と墓マイラー・高伝寺の梅 3

「白梅はやや見ごろになってますね。」
 「今日26日は、雨で散っているかものぅ。紅梅は大丈夫と思うが。」
 「この写真の右側にあの龍造寺隆信さんのお墓があるんですよね。」
 「さよう、親せきとはいえ、世が仕えた殿である。…で、写真は撮らないの?」
 「今日は梅を見に来たんですってば!」
 あきらめの悪い殿であった。


殿と墓マイラー・高伝寺の梅 4

「このお墓こそ、龍造寺隆信公の曽祖父家兼公じゃ。当時としてはとても長生きをされた方で、戦国期における…」
 「殿、山茶花がもう散り始めたせいか、メジロがみんなそっちに行っちゃって、梅に来ないんですよね~~。なんとか、メジロがこっちに来ないかな~~。」
 「人の話を聞かん奴だな!」
 ちょっとムッとした殿であった。


殿と墓マイラー・高伝寺の梅 5

「殿、ここ、もう少し梅が咲いていると最高なのにですね~。」
 「この燈籠は、世の子孫たちがそれぞれの法要の時に献燈籠として収めたものなのじゃ。」
 「断絶した龍造寺家に、こういった燈籠がないのは仕方がないとはいえ、さびしいですね。」
 「…」
 沈黙した殿であった。


殿と墓マイラー・高伝寺の梅 6

 「殿、今気が付いたのですけど、龍造寺家の墓所の周りには白梅が多くて、鍋島家には紅梅が多いですね。なんでですか?」
 「しらん!」
 「御嫡男の勝茂さまのお墓の周りもたくさんの紅梅ですね。」
 「ふふん、世の墓ほどではないがの!」


殿と墓マイラー・高伝寺の梅 7

「ど~じゃ!世の墓の梅はすごいじゃろ!」
 「うわ~、なんか、梅の花が多くて近づけないですね。梅がきれいですよ~。」
 「鍋島家に紅梅が多いのは、世が隠居したところに植えてあった樹齢400年といわれる紅梅「霊徳寿梅」がここにあるからであろうか?この梅は他の梅が終わってから咲くので、ちょっと残念ではあるがな。」
 「ちょうどこの写真の左側にある梅ですね。まだつぼみが硬いですね~。」
 「ちょうど梅で隠れてしまっているが、世の愛するハニーのお墓も有名なんじゃ!世のハニーは…」
 殿の話が長いので、コチラをどうぞ。


殿と墓マイラー・高伝寺の梅 8

「もぉ、殿はうるさいですね~。今日は梅を見に来たって言ったのに!」
 「わかっておる!済まぬと思うが、どうしてもハニーのことになると自慢したくて…。」
 「殿は大河ドラマの主人公になりたいんですよね!で、藤の方さまとのラブラブも全国の人に見てもらいたいんですよね!」
 「そうそう!」


殿と墓マイラー・高伝寺の梅 9

殿、やっぱりここの梅は自然な感じで植えられていて、きれいですね~。」
 完全無視で、大河ドラマの主人公になりたいと力説する殿であった。


殿と墓マイラー・高伝寺の梅 10

「殿、豊後梅もあるんですね。」
 「肥前と豊後は昔からの因縁があるわけだが、今では平和になったものじゃ…。」
 「そうでもないですよ。」
 「ええ~~~!!」


殿と墓マイラー・高伝寺の梅 11

 「殿、こうして大きな枝がないのは、花をたくさん見せるための工夫だったんでしょうか。ポップコーンみたいできれいですね~。」
 「ホントじゃ、ポップコーンみたいじゃの~」
 「殿はポップコーンをご存じなんですか?」
 「おぬし、世をバカにしておるのか?」


殿と墓マイラー・高伝寺の梅 12

なんだかお墓に寄り添うようにして咲いていますね。」
 「世の子孫たちはよく頑張ってこの地をおさめたからの~~。梅からも慕われておるのやもしれん。」
 「そういえば、元禄時代はあわや殿中で刃傷沙汰になるところもあったんですよね。」
 「そうじゃ、一歩間違えば、我らが赤穂浪士のようになるところだったんじゃ。浅野殿の松の廊下の前の年だったか、我が子孫も吉良殿と勅使饗応役を任されて、ブチ切れそうになったらしい。」
 「そういえば、九州陶磁文化館に、吉良上野介から鍋島焼の催促状が残されているようですね。前に講座に行ったときに、学芸員の方が話してました。」
 「さすが世の子孫だけある!」
 自慢する殿であった。


殿と墓マイラー・高伝寺の梅 13

 「もうそろそろ花見も終わりですね。出口にあるキリシタン灯籠のところに出ました。」
 「名残惜しいが、今日は楽しかったぞ。」
 「こちらこそ、楽しかったです。そういえば、このお寺はあの有名な方のご実家でしたよね。”あの方”そっくりのご住職を最近見ないんですけど…。」
 「世も気になっておるところじゃが、まあ気にするでない。帰りは【後ろからくる車】に気を付けて帰れよ。」

 ということで、殿とのデートは無事に終わりました(*^_^*)
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