アウトドア百人一首 七~天の原~
2010.03.31 13:36|アウトドア百人一首|
なかなか投稿するのに時間がかかるこの書庫、もう少しペースを上げていかなければなりませんが、なにせ手ごわい相手です…><
ということで、やっと7首目。
前回の投稿から長いこと経ってしまい、忘れられてしまったかと思われそうなので、がんばって作りましたよ!
天の原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に いでし月かも 阿倍仲麻呂
ご存知の方も多い、有名な歌ですね(*^。^*)
学校の授業で習った方も多いと思います。
阿倍仲麻呂は遣唐使として中国に渡るも、帰国がかなわず一生を終えた方です。
帰るチャンスはあったのですが、帰国途中、暴風雨で船が流されたりと、過酷な状況下に置かれた方だったんですね。
そんな仲麻呂が、帰国の途につき、長江河口に達したときに詠んだ歌と言われている歌です。
意味は
大空を見れば満月が…故郷、日本で見た思い出の満月。この月は少年の日に見た月と同じ月だろう。早く日本に帰って、奈良の三笠山に昇るあの月を見たいものだ。
といったところでしょうか?
望郷の念が込められた、胸を打つ歌ですね…。
ということで、アウトドアになるとこうなります。
二行目、「ふ」の文字は、滋賀県三井寺にある、書家の榊莫山大先生がお書きになった、芭蕉句碑から引用しました(^_-)-☆
さすが、莫山先生、一字百万円とも言われるだけあって、素晴らしい「ふ」の字です(^.^)
今回は今までよりも血眼になって探す字は少なかったですが、ちょっと苦労したのは「笠」の字ですね…。
これはほとんど見かけません…。
たまたま通りかかった、久留米市の八百屋さんの看板からの一字でしたが、他は見当たらないんですよね…(^_^;)
原則、使った字は二度と使わないようにしているのですが、もう「笠」の字は出てこなかったかな…?
ないことを祈って、次回8首目、「我が庵は~」でお会いしましょう…。
まだ後93首…長い長い字探しの放浪は続きます…。
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